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作業療法(OT)とは?

作業療法とは、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業(対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為)に焦点を当てた治療、指導、援助の事です。

作業療法(OT)の目的

  • 精神の安定を図る
  • 生活リズムを整える
  • 基本的なコミュニケーション能力を身に着ける
  • 日常生活を安定させ、より良い社会生活へとつなげる
  • 気分転換を図る
    等

対象者

土浦厚生病院に入院されている方、外来通院されている方を主な対象としています。
年齢層は、20~80歳までと幅広くいらっしゃいます。

作業療法(OT)プログラム

OT室には様々な物品や設備をそろえており、より本格的な作業活動を行うことが出来ます。またOT室に来られない方を対象とした病棟OTを行うことで、多くの方への作業提供が可能になっております。

<OT室プログラム>

【個別活動】
ご本人様が好きな活動を選び、没頭できるように支援を行います。主に、アート系の活動(油絵、ぬり絵、パステル、スクラッチアート)、や手芸活動(刺子・刺繍・編み物・ビーズ)、脳トレなどを行っております。特にアート系の活動では、美術講師の指導を受けることができ、より質の高い作品作りを行うことが出来ます。作業を通し、認知機能や集中力の向上、自信の回復、気分転換など各個人の目的を達成できるようにサポートしております。
 
【書道】
書字を通し、集中力の向上や自己表現に繋げます。季節を感じられる言葉、熟語や詩など様々な手本を用意しております。
個別活動
書道

<病棟OTプログラム>

【はつらつクラブ】
入院生活での気分転換、活動性や体力の維持・向上等を目的として、歌や体操、集団でのゲームなどを行います。
 
【転倒予防】
転倒による負傷を防ぎ、安全な生活を送っていただくため、筋力・バランス能力・歩行能力向上につながる体操やトレーニングを実施しております。
 
【手作業】
OT室プログラム「個別活動」での活動の中から、病棟生活になじみやすいものを選別して提供しております。また、病棟の特性を活かし、カレンダーや季節の壁画など、集団での制作も行っております。達成感を共有し、対人交流の促進を図ります。
はつらつクラブ
手作業

<その他専門プログラム>

【リカバリー支援教室】
 茨城県が推奨している『いばらき県版 こころの生活支援手帳』を活用し、各専門職による地域生活に役立つ情報提供等を行っております。
 
【社会生活技能訓練(SST)】
 
コミュニケーション技術の向上や困難さの解決を目的として、様々な生活場面を想定した疑似体験とその振り返りを行っております。
 
ストレスケア】
 
生活の中に取り入れていただけるようなストレス対処方法(深呼吸、マインドフルネス、ツボ押し、音楽鑑賞等)を紹介・実施しております。
リカバリー支援教室
社会生活技能訓練(SST)
最後に…

患者様一人ひとりの「やってみたい」「できるようになりたい」を、「できる」「やってよかった」に変えられるようお手伝いいたします。
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