うつ病治療の新しい選択肢「rTMS療法」
抗うつ薬で十分な改善が得られない方のための、新たなうつ病治療の選択肢の一つです

「抗うつ薬が効きにくい」
「副作用で抗うつ薬が飲めない」
患者様のための新しいうつ治療
rTMS療法とは、専用の装置を頭に取り付け、磁気エネルギーによって脳の一部分にピンポイントで刺激をあたえる治療法です。特定の脳の神経活動を変化させることで、症状の改善が期待できます。
薬物療法を行っても症状が良くならない方や、副作用が強くあらわれ服用を続けることが難しい方にたいしても、健康保険を適用したrTMS療法が可能となる場合があります。
TMS治療の流れ
治療の流れについてご説明いたします。
1回の治療時間は約19分となります。
rTMSの効果と副作用
rTMSで期待される効果

rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)は、頭皮上から磁気刺激を与え、うつ症状に関わる脳のはたらきを調整する治療です。
抗うつ薬などの治療で十分な改善が得られない方(治療抵抗性うつ病)でも、症状の改善が期待できる治療選択肢の一つです。
予想される副作用・リスク

想定される副作用・リスク
副作用の多くは軽度で、刺激条件の調整や慣れで軽減することが多いとされています。
比較的よくみられるもの
頭皮の痛み・刺激感、違和感
頭痛、首・肩の張り、顔面の不快感
ほとんどが刺激中に限定した副作用で、刺激強度を下げたり、慣れの効果によって、軽減されます。
まれだが注意が必要なもの
けいれん発作:重大な副作用として挙げられますが、ガイドラインに沿った条件では非常にまれで、調査では患者1人あたり0.07%などの報告があります。
当院では入院中に体調・睡眠・気分の変化を継続的に確認し、必要に応じて治療計画を調整します。
rTMS治療の適用可否について
rTMS治療を受けられる方
rTMS療法は、抗うつ薬に寄る十分な薬物療法でも期待された治療効果が得られない成人(18歳以上)の方を対象に検討されます。
【対象となる方】
・18歳以上
・うつ病
・抗うつ薬を十分な期間服用しても効果が認められなかった方
rTMSを受けられない もしくは注意が必要な方
以下に該当する方は、治療ができない、または慎重な判断が必要になります。お気軽に医師にご相談ください。
【対象となる方】
・インプラント、金属等を頭部に埋め込んでいる方
・症状の性質により、他治療(電気けいれん療法等)が優先される場合(医師の判断によります)
当院での治療について
当院では入院での治療を実施しております

当院では入院で治療を開始し、症状や副作用を確認しながら進めます。
入院期間:6週間(最短の場合)
実施頻度:週に4〜5回
1回の所要時間:約20分
退院後は原則として紹介元(主治医)の先生へお戻りいただき、治療経過を共有のうえフォローを継続します。
当院が主治医の場合は、外来通院にてフォローを行います。
当院が主治医の場合は、外来通院にてフォローを行います。
費用について

rTMS治療には各種健康保険が適用されます。
施行回数・入院期間によって費用(自己負担額)は異なりますが、高額医療費制度などの助成制度を活用することで、負担を軽減することができますので、ご安心ください。
スタッフ紹介
rTMS 担当医

Dr.塚原 準二
資格:精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医、産業医、臨床研修指導医
その他、所定の研修を終了した5名の常勤精神保健指定医がrTMS治療を担当いたします。
rTMS 担当看護師

Ns.大塚 あけみ
役職:看護部長
その他、所定の研修を終了した4名の看護師がrTMS治療をサポートいたします。


